第46回講演会「高分子複合材料の最新の研究動向」

下記の通り、第46回関西支部講演会を開催致しますので、多数ご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます。

日時:2023年3月23日(木)12:55〜
主催:プラスチック成形加工学会関西支部
会場:大阪公立大学梅田サテライト(〒530-0001大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階)
(オンラインハイブリッド開催)
会場(オンサイト)定員:50名
参加費:
支部会員 3,000円、非支部会員 5,000円、学生 無料

プログラム:
12:55-13:00
奥村 俊彦氏
(プラスチック成形加工学会関西支部長)

13:00-13:50
西野 孝氏(神戸大学大学院工学研究科)
「CNT以外のナノカーボンをフィラーに」
複合材料研究の中でナノカーボンと言えばカーボンナノチューブ(CNT)を意味する時代が続いた。ここではそれ以外のナノカーボン素材としてナノダイヤモンド,グラフェンオキサイドをフィラーとして高分子マトリックスに充てんした複合材料を紹介する。

14:00-14:50
徳満 勝久氏(滋賀県立大学工学部)
「下水道管用新規UV硬化樹脂に関する研究」
現在、老朽化した下水道管の再生技術として、活管状態でUV硬化樹脂を含浸したガラス繊維複合材料を管内で膨らませ硬化するという工法が用いられている。本講演では、現在用いられているスチレン系に変わる新たなUV硬化樹脂について、硬化挙動の違いから各種物性の違いについて検討した結果について講演する。

15:00-15:50
山口 政之氏(北陸先端科学技術大学院大学)
「成形後の熱処理により異常な寸法変化を示す複合材料の紹介」
繊維複合プラスチック材料では、成形条件の工夫により熱処理後の寸法を膨張させることが可能である。熱収縮の抑制に繋がるユニークな寸法制御法を紹介する。

16:00-16:50
堀邊 英夫氏(大阪公立大学院工学研究科)
「導電性高分子複合材料における温度に対する電気抵抗率変化」
ポリマーに導電粒子を高充填化すると、温度上昇とともに電気抵抗が増大する。この性質を用い、交換不要なヒューズに適用している。ポリマー中の導電粒子の分散状態や転移温度について講演する。

問い合わせ先:
プラスチック成形加工学会関西支部事務局
竹下宏樹(滋賀県立大学工学部材料科学科)
tel: 0749-28-8356、 e-mail: event2021@jspp-kansai.jp