第45回講演会「プラスチック成形における流動・界面と配向」

下記の通り、第45回関西支部講演会を開催致しますので、多数ご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます。

日時:2023年1月26日(木) 12:50〜
主催:プラスチック成形加工学会関西支部
会場:大阪公立大学梅田サテライト(〒530-0001大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階)
定員:50名
参加費:
支部会員 3,000円、非支部会員 5,000円、学生 無料

プログラム:
12:50-13:40
植松 英之 氏(福井大学繊維・マテリアル研究センター)
「繊維強化プラスチックの力学特性と界面特性に関する研究」
ガラスあるいは炭素繊維と複合化されたプラスチックの力学特性は、繊維の配向性、界面接着性など様々な要因によって変わる。本講演では、繊維近傍の高分子の結晶構造(配向含む)が界面特性ならびに力学特性に及ぼす影響について紹介する。

13:50-14:40
瀬戸 雅宏 氏(金沢工業大学 工学部)
「射出成形における配向現象と機械的特性に与える影響」
射出成形品の分子や強化繊維の配向は、収縮の異方性やそり変形の原因の一つとなる。そのため、これらの配向を評価するとともに配向を予測することは成形品の高精度化において重要である。本講演では,金型内の樹脂流動と分子や繊維の配向挙動について解説するとともに、配向の予測や制御の方法について一例を述べる。

14:50-15:40
松葉 豪 氏(山形大学大学院有機材料システム研究科)
「高分子の流動場下における構造形成」
高分子をせん断流動場下において結晶化させると繊維構造であるシシケバブ構造を始め種々の結晶モルフォロジー、結晶核生成促進効果などがみられる。本公演では、高分子の流動時における構造変化をその場観察を駆使して分子レベルから結晶高次構造まで測定した結果を示す。

問い合わせ先:
プラスチック成形加工学会関西支部事務局
竹下宏樹(滋賀県立大学工学部材料科学科)
tel: 0749-28-8356、 e-mail: event2021@jspp-kansai.jp