プラスチック成形加工学会関西支部 平成31年度総会・講演会

 下記の通り,平成31年度関西支部総会を開催致しますので,関西支部会員におかれましては,多数ご出席いただけますようよろしくお願い申し上げます。
 関西支部会員の方には郵送にて案内状を送付致します。総会は規定に基づく充足数の出席を必要としますので,欠席委任の場合は,委任状に署名・捺印の上必ずご返送下さいますようよろしくお願い致します。
 また,合わせて下記のとおり講演会を開催いたします。こちらへのご参加も合わせてお願い致します。
 講演会には関西支部非会員の方にもご参加いただけます。参加を希望される方は,下記URLよりお申し込み下さい。

1.日時:2019年5月10日(金)13:30〜

2.場所:大阪市立大学梅田サテライト 
〒530-0001大阪市北区梅田1-2-2-600
大阪駅前第2ビル6階

3.総会(13:30〜14:10)
  議案(予定)
・平成30年度事業報告に関する件
・平成30年度収支会計報告に関する件
・平成31年度事業計画に関する件
・平成31年度収支予算に関する件

4.講演会(14:30〜16:30)
山田 浩二 氏
(地方独立行政法人大阪産業技術研究所)
「ウェルドラインをめぐって」
 射出成形の世界ではウェルドラインを避けて通ることはできない。重大な不良,解決すべき問題などと嫌われてはいるが,これほど溶融樹脂の流動そのものと深く関わっている現象はないのではないか。ウェルドラインを正しく理解することは,射出成形を正しく理解することに等しいとさえ思える。一介の団体職員が語るにはあまりに大きなテーマではあるが,これまで関わってきたウェルドラインの研究を振り返りながら,将来に向けて今なお残されている研究課題についても述べたい。

五十嵐 敏郎 氏
(ロト・コンサルタント ジャパン,金沢大学)
「マイクロプラスチックの実態と解決案」
 海洋に流出するプラスチックごみ問題は,種々の原因で細片化し5㎜以下のマイクロプラスチックになり,生態系に及ぼす影響が懸念されて大きな社会問題になっている。マイクロプラスチックについてはこれまで環境研究者や海洋研究者が様々な情報を発信してきたが,プラスチックの研究者は積極的には取り上げてこなかった。このため,材料の劣化を専門とするマテリアルライフ学会は今年1月にマイクロプラスチック研究会を立ち上げ活動を開始した。マイクロプラスチックは海洋中の問題ではあるが,発生原因は陸域でのプラスチックリサイクルが不十分で一部が環境中にleakすることにある。
 今回の講演では,プラスチックの負の側面である海洋プラスチックごみ問題の現状や問題点について触れたあと,その対策案を重点に述べる。環境中へのleakを根本的に防ぐにはプラスチックの需要構造の変革が必要であり,成形加工業のビジネスチャンスも生まれると予想される。講演の最後にこの点を取り上げ,皆さんと議論したい。

5.講演会参加費
支部会員:5,000円
(平成31年度支部運営費を含む)
支部非会員:7,000円 学生:2,000円

振込または当日持参でお支払いください。
振込先: 京都銀行 下鴨支店 口座番号3114793
口座名義「一般社団法人プラスチック成形加工学会関西支部」

6.申し込み・問い合わせ先等:
関西支部会員の方は,郵送でお送りする案内状同封のはがきにてお申し込み下さい。関西支部非会員の方は下記HPよりお申し込み下さい。
出席者専用申込みフォーム
欠席の方は、必ず、4月上旬にお送りする案内状に同封の返信用はがきでご連絡下さい(委任状を兼ねています)。

連絡先:
プラスチック成形加工学会関西支部事務局
滋賀県立大学工学部材料科学科 竹下宏樹
tel: 0749-28-8356
e-mail: event2019@jspp-kansai.jp