プラスチック成形加工学会関西支部2021年度講演会

2021年度総会・講演会
日時:2021年6月22日(火) 14:30〜

参加される方はコチラをクリックして下さい(Zoom)
(14:15から入室可能)

中野 亮 氏
(東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社)
「成果を生むCAE開発の取組みと将来展望」
樹脂成形CAEは40年以上の歴史を有し、商用ソフトウェアの活用も広く普及している。我々は’80年台はじめからCAE技術とソフトウェアの開発に取り組み、その間、樹脂成形の市場やコンピュータ環境も大きく変化してきた。しかしいまだ成形不良は無くなっておらず、CAEは発展途上にあると感じている。本講演ではCAEを成果につなげるための取り組みを振り返り、さらに最新技術もとりいれて今後のCAEがどのような方向へ進むのか、我々の考える未来を展望したい。

徳満 勝久 氏
(滋賀県立大学)
「マテリアルリサイクルの温故知新ー PE/PPブレンド技術 -」
我々は、10年以上前に廃プラ原料を用いたリサイクル技術の検討を行い、その実用化に目途をつけたものの、当時は「廃プラは燃やせば良い」という考えが主流であり、衆目を集めることは無かった。しかしながら、最近になって「マテリアルリサイクルの必要性」が叫ばれるようになり、再びこのロートルな技術が注目されるようになってきた。本講演では、その古びた技術をもう一度引っ張り出して、“温故知新”的に今後の成形加工・リサイクル技術に少しでも役立てて頂けることを願って講演する。