国内で製造される合成樹脂は年間1000万トン強にものぼります。そのうちの実に3割程度は射出成形によって製品化されているといわれています。押出成形や紡糸などの連続生産に比べて生産性が必ずしも高くない射出成形が,これほど広く用いられているのは無論多くのメリットがあるからに他なりません。しかし,良質な射出成形品を得るにはこれまでの数多くの地道な研究の成果と技術の蓄積があったからであり,今後もさらなる高度化・高品質化に向けた不断の努力が必要なのは言うまでもありません。
本講座では,射出成形における重要な構成要素である射出成形機・成形金型・CAE技術のそれぞれについて,実習を通して学んでいただけるよう企画いたしました。実機にじかに触れることを主眼としましたので,特に人数を限定した講座となっております。ご多用中のこととお察し申し上げますが、射出成形について学びたい方々には絶好の機会と存じます。
日時:2019年1月23日(水) 13:30〜17:30
会場:(地独)大阪産業技術研究所森之宮センター3Fセミナー室
〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50 (TEL: (06) 6963-8137)
http://www.omtri.or.jp/
主催:プラスチック成形加工学会・関西支部
参加費:
支部会員 5,000円,非支部会員 7,000円,
学生 2,000円
定員:12名(先着順)※締切りました
申し込み・問い合わせ先:
プラスチック成形加工学会関西支部事務局
竹下宏樹(滋賀県立大学工学部材料科学科)
tel: 0749-28-8356, e-mail: event2018@jspp-kansai.jp
申込みはこちらから→※締切りました
13:30
オリエンテーション
13:35
射出成形概論 射出成形に関する概論
14:15-17:15
(輪講:3班に分かれて各実習を50分ずつ行います)
A.射出成形機 作業のスタートから安定した成形品を得るまでの手順と要点
B.射出成形金型 金型の基本知識と取扱い方法,分解組立時の要点
C.CAE 3D-TIMONを用いた射出成形シミュレーション
17:15
まとめと質疑応答